尾道から新幹線乗り継ぎで2時間半ほど
名古屋のもう一つ向こう「三河安城」
「新尾道」のように「こだま号」しか停車しません。
三河安城から名古屋までの一駅の間に
初老のご夫婦と小さな出会いがありました。
こちらの二席は空いていますか?
主人がちょっと立っておりますが一つは空いています。
そうですか。では一席は座らせてもらいます。
私たちは名古屋で降りますから、どうぞ
いえいえ、私たちも名古屋ですから
三河安城へはお仕事で?
ええ、日英通訳の仕事を
妻は今、韓国語を勉強しています
ほんのわずか一駅の間、会話が弾みました
降車間際、名残を惜しみながら
「では、アンニョンヒカシプショー」
