夕暮れのズルタニ > ズルタニ人気の神秘:第二節

ズルタニの本当の名前が明らかに

ズルタニ人気の神秘:第二節



「ズルタニ」と「クマガイ」。
どちらもウチから遠くなく三輪車やローラースルーゴーゴーでの
ツーリングに最適のドライブスルーといったところだった。
実はクマガイのほうが幼稚園仲間の間では
「やさしい」「しんせつ」で総合評価は断然高かったのだけれど
何度思い出しても「ズルタニ」のほうが集う子供達の数は
多かったのが今でも不思議でならない。

ズルタニは本来タニズルという名前なのだ。
漢字では「谷鶴」である。
谷を飛ぶ一羽の丹頂鶴、ああお爺さんお婆さん
みてしまったのですね。見られてしまっては
もう一緒に暮らす事はできませぬ。鶴子は
美しい反物を残し何処へと飛び立っていくのであった。

まあとにかく美しい店名があるにもかかわらず
みんなからズルタニというなんともストレートな
ニックネームで親しまれたのには、それはそれで
一貫した戦略によるイメージの周知というものが
地道に花開いたからに違いなく、その結果として
ついにはほぼ全ての顧客の口から
誰いうともなくズルタニと呼ばれるに至ったように思う。

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