夕暮れのズルタニ > ギャンブルの蜜:第四節

こどもだってハマルのです

ギャンブルの蜜:第四節



ズルタニには5円〜50円でできるクジがあった。
駄菓子屋にクジはつきもので、多くないお小遣いで
イチカバチカの冒険に出るトキメキを楽しめたものだった。
クジの体裁は様々で
●ダンボール箱に手をつっこんで
正方形の紙を二つ折りにした三角クジを取り出し
折り目を開いて中に書いてある文字を読むタイプ。

●丸ガムのじゃらじゃら入ったダンボール箱に
ビニールでできた筒をつっこんで、ガムを差し込んで
抜き出し、ガムの色によって勝敗を判断するタイプ。

●さらには、束ねられたヒモの先に豪華商品がむすんであって
ヒモも反対側から1本を選び、ヒモをたどって
商品にたどりつくタイプ。

こうして思い出すと駄菓子屋は非常にデンジャラスな
ギャンブル性の高い危険な大人の遊びを、箱庭ではあるものの
体験させる一面も持っていたのだ。よく古いものを極端に
よしとする人の中には駄菓子屋を含めた一昔前の子供達の
遊びの中には自然に情操教育をはぐくむ要素があったと
いう人もいるけれど、どうだろうか(笑)
ギャンブルの蜜もすわせてしまったようですよ。

ただ言えるのは無節操な情報の中から自分なりの
意味を見つけだせる環境にあった事は確かではないだろうか。
さて、直感的なインターネットユーザーの皆さんは
ここ数行で既に催眠光線に直撃し眠たくなったか
すでに別のページをクリックして飛んでいったのでは
ないだろうか(おいおい)。

話が脱線しすぎたので次回からは夕暮れのズルタニ。
ズルタニに話を戻して進行したいと思います。

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