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子供には危険すぎるアイテム

誘惑の銀玉鉄砲:第六節



ズルタニ奥深くはいっていったマコト君。
彼が目をつけたのは”火薬装着可能銀玉鉄砲”だ。
ギンダマ鉄砲というやつを皆さんご記憶だろうか。
今でいうビービー弾のような小さな玉をバネの力で
発射できるピストルのおもちゃだ。ビービー弾のような
カラフルな玉ではなく、いかにも身体に害のありそうな
メタル塗装の玉だ。マコト君が注目したのは、さらに
ロール状の赤い火薬玉を装着し、引き金を引くと同時に
ギンダマと爆発音プラス煙を放ち、後に残る火薬臭い匂い。
「こりゃあガキのおもちゃじゃなーでー」心の中で
悪魔のささやくがたしかに聞こえるマコト君だった。

もちろんそんな玩具がマコト君の所持金20円で購入
できるはずはなかったのだが、そのピストルには
値段がついていなかった。そうそれはクジの2等賞品だ。

しかしマコト君は育ちつつあるギャンブラーの回路が作動し
比較的高い当選確率をはじき出していた。

彼のロジックはこうだ。今このクジの6等ゴムピンポン玉(小)は
全て出ており、5等ゴムピンポン玉(中)は残り1つ。

4等怪獣消しゴムセットも残り1つ。3等クビチョンパもどきも
残り1つ。そして2等”火薬装着可能銀玉鉄砲”は1本のみ
1等ゼロテスターのプラモデルも1本のみで、それぞれ残っている。

「4等以上じゃったら、どれでもええのう」ただちょっと
気になるのは3等のクビチョンパモドキだった。

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