夕暮れのズルタニ > 景品の転職:第十二節

景品達の新たな人生

景品の転職:第十二節



あるはずのない6等クジの出現。
さっきも、おばちゃんが、あの細い目で1秒程度
しかも腰のあたりで、カンニングするが如く
それはいつものことなんだけど、クジの中身を
確認して見てるのだが、果たしてどうして
ちゃんと見えるのだろうか。 そして、どうして
なくなったはずの6等がまた出るのか。
マコト君の幸せ自分計画は、謎に満ちたズルタニの店内で
強制終了してゆくのだった。


ところが、後日店先のおもちゃコーナーには
ゼロテスターのプラモデルと、火薬装着可能型銀玉鉄砲に
値札が張り付けられて並んでいるのだ。
いや、それが別にあの時のマコト君が当てるハズだった
クジの1等と2等の景品だとはいわない。
けれど、けれど、この組み合わせ、この商品。
そしてクジのコーナーにはまたしても、
やたら虫食いになった景品シートに5等や6等の景品が
掲げられていたのだった。
この事態が物語る真実とは・・・

恐るべしズルタニ。
おそるべし駄菓子屋。

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